初めて脱毛クリニックに行く前に知っておきたいこと

時代の変化とともに、さまざまな脱毛クリニックが誕生しています。
そしてモデルなどの有名人が医療脱毛しているとカミングアウトすることも多くなり、以前に比べると医療脱毛がポピュラーな存在になってきています。
それでもまだまだ一般的な脱毛とまではいかず、気になっていてもどんなふうに始めればいいのかわからないという方もいることでしょう。
そこで今回は、医療脱毛をスタートさせたい方のために、医療脱毛の基本情報をご紹介します。
医療脱毛の料金相場や通うペース、効果を得やすい部位などを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
医療脱毛とは
まずは「医療脱毛」という脱毛方法について簡単に説明します。
医療脱毛は、脱毛クリニックを始めとした病院で施術される脱毛方法です。
エステ脱毛とは異なり施術は医療行為にあたりますが、自由診療のため保険は適用外です。
医療脱毛では、メディオスターやジェントルレーズといった医療脱毛用の脱毛機器を用いて、ムダ毛が気になる部位にレーザーを当てていきます。
このレーザーには毛根の組織を破壊する効果があり、完了すると組織が再生力を失ってムダ毛が半永久的に生えなくなります。
医療脱毛用の脱毛機器は威力が高く、医師・看護師にしか使用が認められていません。
その分効果が高く、効果を実感しやすい脱毛として人気を集めています。
医療レーザー脱毛機器がおすすめな理由5選!ツルツルお肌を目指そう
医療脱毛の料金はどれくらい?
保険が適用外になると、費用が気になりますね。
医療脱毛の料金相場については以下のようになっています。
部位 | 料金の相場 |
---|---|
全身脱毛 | 5回:250,000円 |
ワキ | 5回:22,500円 |
顔 | 5回:95,000円 |
Vライン | 5回:57,000円 |
Iライン | 5回:57,000円 |
Oライン | 5回:57,000円 |
ひざ下 | 5回:105,000円 |
ひざ上 | 5回:136,000円 |
(2019年7月時点)
ワキなどの範囲が狭い部位は5回で3万円~5万円ほど。
範囲が広い部位だと5回で10万円を超えることが多いようです。
脱毛クリニックによって料金が異なるため、出費を抑えたいときは相場よりも安く料金設定をしているクリニックを選ぶといいでしょう。
たとえば湘南美容クリニックはワキ6回のプランが3,800円と、相場よりもリーズナブルになっています。
自分が脱毛したい部位の料金をクリニックごとにチェックしてみましょう。
【部位別】医療脱毛、完了までの気になるお値段・相場はどれくらい?
ペース・期間
脱毛は1度施術を受けただけでは完了しません。
繰り返し施術をおこない、少しずつ毛根の組織を破壊していきます。
また、1日に複数回や1週間に複数回というふうに短期間でまとめて施術を受けることはできません。
施術をおこなうペースは基本的に2~3か月に1回です。
この2~3か月の施術ペースには、「毛周期」という体毛の生え変わりサイクルが関わってきます。
人間の体毛は「成長期→退行期→休止期」といった3つの期間がサイクルとなり、生え変わっています。
医療脱毛の効果が大きく期待できるのは、このうちの成長期の体毛だけなのです。
毛周期は2~3か月で1周するので、施術のペースもそれに合わせて2~3か月に1回となっています。
医療脱毛に通う回数・期間|脱毛完了まで最短何回?短期間で終える方法
受けられない場合がある
2~3か月に1度施術が受けられる医療脱毛ですが、正しいペースであっても施術が受けられないケースがあるので注意が必要です。
その例のひとつが生理です。
生理中は肌の状態が不安定で、施術によって肌トラブルが起きやすくなります。
予約したいタイミングと生理周期が重なってしまいそうなときは、予約を変更しましょう。
また、妊娠中もほとんどの脱毛クリニックで施術が受けられません。
妊娠中は生理中と同じように、肌が敏感になりやすい状態です。
妊娠中に施術を受けても胎児に悪影響はありませんが、施術期間中に妊娠が発覚した場合はいったん施術を中止し、出産・授乳が終わってから再開しましょう。
受けられない条件についてはクリニックによって異なるため、カウンセリングの段階で相談するのがおすすめです。
医療脱毛のメリット
エステ脱毛や家庭用脱毛機による脱毛など、脱毛方法にはさまざまなものがあります。
そのなかで医療脱毛がもつ主なメリットは以下の3つです。
- 高い効果により「永久脱毛」が可能
- ほかの脱毛方法よりも施術期間が短い
- 肌トラブルが起きたときに迅速なサポートが受けられる
医療脱毛の機器は医師・看護師でしか扱いが認められないほどパワフル。
そのため、ほかの脱毛方法では基本的にできない「永久脱毛」が可能です。
ここでいう永久脱毛とは毛根の再生能力を極限まで低下させる方法で、成功すれば体毛はほとんど生えてこなくなり、生えてきたとしても細く薄い状態で生えてきます。
また、施術は毛周期に合わせておこなうため、通うペースはエステ脱毛とほとんど変わりません。
【脱毛の疑問】毛周期は一緒じゃない?部位別の毛周期をまとめて解説
それでいて医療脱毛のほうが高い効果があるので、ほかの脱毛に比べてスピーディに満足な効果を得られるというメリットも。
とにかく早く脱毛を済ませたい方には医療脱毛が大きなメリットになるでしょう。
さらには肌トラブルが起きたときの迅速な対応も魅力です。
脱毛はどの方法も毛根にダメージを与えるので、肌もある程度のダメージを受けます。
そのため、人によっては赤みなどの肌トラブルが起きてしまうことも。
しかし脱毛クリニックの医師は皮膚・形成外科医であることがほとんどなので、すぐに診察・治療が受けられます。
医療脱毛の脱毛効果について
医療脱毛はどの部位でも永久脱毛ができますが、実は効果の現れ方は部位によって違いがあります。
そこで効果が出やすい部位、出にくい部位とその理由について説明します。
効果が出やすい部位
医療脱毛で効果が現れやすい部位は、ワキ・VIOラインです。
共通しているのは「比較的濃い体毛が生える部位」であること。
医療脱毛の脱毛機器が放つレーザーは、毛根の「メラニン色素」という黒い色素に反応します。
メラニン色素をサーチして毛根に向けてレーザーを当てるので、濃いメラニン色素をもつワキ・VIOラインは効果的に脱毛ができるのです。
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ただ、こうした高い効果が出る部位は機器の反応が鋭くなる分、感じる痛みも強くなりがちです。
痛みが不安な方は、各クリニックが用意している麻酔を使用するのもいいでしょう。
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麻酔は別料金となることがほとんどですが、痛みは軽減されます。
効果が出にくい部位
反対に比較的効果が現れにくく、ほかの部位よりも回数が多くなりがちなのは手足の甲・指、顔などです。
共通しているのは「産毛レベルの薄い体毛が生えてくる部位」であること。
毛根のメラニン色素に反応する医療脱毛機器ですが、産毛レベルの薄い毛の毛根がもつメラニン色素はごくわずか。
そのため効率よくレーザーを当てることができず、なかなか効果が現れないこともあります。
施術を続ければほかの部位と同じように脱毛できますが、あらかじめ多めの回数で契約しておくことをおすすめします。
【手の甲・指脱毛】費用対効果抜群の方法とは?質の高い医療脱毛5選!
また、どの部位でも白髪になっていると効果が少なくなってしまいます。
白髪の毛根はメラニン色素が失われていて、白い状態です。
そのためこちらもレーザーを効率よく当てることができないのです。
医療脱毛はこんな方におすすめ
医療脱毛をおすすめできるのは、エステ脱毛で思うような効果が得られなかった方です。
エステ脱毛も脱毛方法としてポピュラーですが、その威力は医療脱毛に比べると低く、人によってはなかなか効果が得られないこともあります。
そんな方でも、医療脱毛であれば高い効果を感じられるでしょう。
10回以上エステ脱毛を受けても効果が感じられないという方には、医療脱毛への移行をおすすめしたいところ。
また、人と比べて剛毛な方にも医療脱毛をおすすめします。
太く濃い体毛はメラニン色素も濃く、医療脱毛のレーザーをしっかりと当てることができます。
目立つ体毛を医療脱毛で永久脱毛してみてはいかがでしょうか。
まずは無料カウンセリングへ
医療脱毛がどんなものかは想像できたけど契約しようか悩む……という方も、まずは1度無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
脱毛クリニックはどこでも、医療脱毛への不安・疑問をもつ方のために無料カウンセリングの場を設けています。
無料カウンセリングでは詳しい料金の説明を受けたり、効果の出方を実際の症例を交えて解説してもらえます。
公式サイトを見ただけでは分かりにくい情報も得られるので、迷ったときはとりあえず無料カウンセリングを受けてみましょう。
脱毛クリニックのカウンセリングってどんなこと話すの?流れは?
まとめ
- 医療脱毛は自由診療のため保険適用外
- ほかの脱毛方法よりも高い効果が期待できる
- ワキ・VIOラインなどの濃い体毛におすすめ
ほかの脱毛方法と比べるとやや割高になる医療脱毛ですが、その分効果の面では優れています。
本格的な脱毛でムダ毛の悩みをしっかりと解消させたい方に、ぜひおすすめしたい脱毛方法です。
料金が気になる方は学割やペア割、乗り換え割など、各クリニックのキャンペーンをチェックしてみましょう。