ひどくならない? アトピーやアレルギー体質でも医療脱毛はできる?

医療脱毛は毛根を破壊し、再生力を極限まで落とす脱毛方法。
永久脱毛ができるほどハイパワーで人気を集めていますが、その分肌にもダメージを与えてしまいがちなことでも知られています。
健康な肌ならごくまれに肌トラブルが起きる程度のダメージです。
しかし、心配なのはアトピー性皮膚炎やアレルギー体質の敏感肌の方ではないでしょうか。
医療脱毛はしてみたいけれど、アトピーやアレルギーが悪化したらどうしよう……と医療脱毛をスタートする決心がつかない方も多いようです。
そこで今回は、アトピーやアレルギー体質の方でも医療脱毛は受けられるのかどうかについて解説します。
目次
肌が弱くても医療脱毛はできる!
アトピーやアレルギー体質の方でも医療脱毛は受けられます。
むしろカミソリを使った自己処理などよりもダメージが少ないので、敏感肌の方にこそおすすめです。
医療脱毛で施術に使う脱毛機器が放つレーザーは、肌の奥深くにあるムダ毛の毛根に作用します。
そのため、その通り道にある肌表面にもわずかですがダメージを与えます。
しかし、肌に直接大きなダメージを与えるカミソリや毛抜きでの処理よりも肌への負担が少ないのが特徴です。
そのため、アトピーやアレルギー体質を悪化させる可能性はほとんどありません。
施術後に肌に赤みが起きることなどもありますが、それは一時的なもの。
数日経過すれば落ち着いて普段の状態に戻るので、悪化したのではと不安になる必要はありません。
アトピーやアレルギー体質ではない方にも起きる、一時的な肌の不調です。
冒頭でご紹介したように、医療脱毛ではムダ毛がほとんど生えてこなくなる永久脱毛が可能です。
永久脱毛が完了すれば自己処理の回数もごくわずかになり、普段の肌にかける負担を軽減させることができます。
しかし肌の状態などによっては、施術がNGとなってしまうケースもあります。
以下の注意点については、必ず確認しておいてください。
施術が難しい場合もある
基本的には、アトピーやアレルギー体質の方でも安全に施術ができる医療脱毛。
しかし、以下のケースに該当していると施術が断られてしまうケースがあります。
肌に強い炎症が起きている
炎症が強く起きている肌は衛生面・安全面で不適切な状況となり、無理に施術をおこなうと症状が悪化してしまう可能性があります。
炎症がひどいときは施術を避け、症状が落ち着いてから受けるようにしましょう。
施術を先延ばしにしないために、普段から体調管理や保湿などのケアを徹底したいところです。
肌が色素沈着を起こしている
肌が黒っぽく変色する色素沈着を起こしているときも、施術が難しいケースです。
医療脱毛のレーザーは、毛根の黒い色素に反応します。
そのため色素沈着を起こして肌が黒ずんでいると、過剰に反応して火傷を負ってしまうことがあるのです。
色素沈着が起きている場合はその部分を避け、施術をおこなうクリニックもあります。
治療にステロイドを使用している
アトピーなどの皮膚炎の治療薬として一般的なステロイド。
しかしステロイドには肌の免疫力を落とし、感染症が起こりやすくなるリスクがあります。
また肌が光を吸収しやすくなる特性があるので、レーザーを必要以上に吸収してしまってやけどを起こす可能性もゼロではありません。
治療にステロイドを使用している場合は、服薬を終え、一定期間が経過してから施術をおこなうことになります。
日光アレルギーを患っている場合
日光アレルギーを患っている場合も施術が難しくなります。
これは医療脱毛のレーザーにアレルギー反応が起こり、肌に異常が生じる可能性があるためです。
レーザーは紫外線ではないので、紫外線にのみ反応するアレルギーであれば問題ありません。
しかし、光そのものに反応するアレルギーがある場合は、事前にしっかりと医師と相談しましょう。
医療脱毛がおすすめなのはどうして?
脱毛方法にもさまざまなものがあります。
脱毛サロンの光脱毛やニードル脱毛、家庭用脱毛器での脱毛、ブラジリアンワックス脱毛などがありますが、アトピーやアレルギー体質の方には医療脱毛がおすすめです。
その理由として特に大きいのが、常に医師のもとで施術が受けられるということ。
脱毛クリニックで施術や診断をおこなうのは皮膚科医や形成外科医の医師です。
アトピーやアレルギーに対して正しい知識をもっています。
もし施術に耐えられない状態であれば施術を避けてくれるので、肌トラブルを起こす可能性を格段に下げることができます。
また、施術で肌トラブルが起きたとしてもすぐに診察や薬の処方が受けられる対応の早さも魅力です。
施術後に必ず保湿クリームの処方をしてくれるなど、アフターケアに関しても徹底している脱毛クリニックもあります。
脱毛だけでなく普段の肌のケアにも役立つので、そういったクリニックがおすすめです。
光脱毛や家庭用脱毛器もダメージが比較的少ない脱毛方法ですが、肌に不安要素をもつ方には医療脱毛のほうが安全といえます。
ニードル脱毛やブラジリアンアンワックスは肌への負担が強すぎるため、敏感肌の方にはあまり向いていません。
【脱毛の疑問】ブラジリアンワックスのメリット・デメリットとは?
なるべく肌に負担の少ない医療脱毛をしたい!という方は、ダイオードレーザーの脱毛機器を導入している脱毛クリニックを探してみましょう。
ダイオードレーザーは、数ある医療脱毛の機器のなかでも肌に優しく痛みも少なめです。
各クリニックが導入している脱毛機器は、公式サイトに記載されているか問い合わせれば教えてもらえるので、チェックがおすすめです。
無料カウンセリングで
アトピーやアレルギーの症状の重さは、人によってさまざま。
自分は医療脱毛を受けられないのでは、と不安になるかもしれませんが、意外と安全に施術を受けられる可能性もあります。
まずは一度、気になる脱毛クリニックの無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
無料カウンセリングでは必ず肌状態の診察があり、医療脱毛を受けられるかどうかをチェックしてもらえます。
アトピーやアレルギー体質の方が脱毛サロンでの脱毛を受ける場合は、無料カウンセリングとは別に皮膚科医への相談が必須となります。
その点医師によるカウンセリングをおこなう医療脱毛なら、カウンセリングと医療相談が一度にできて手間が少なくなりますよね。
無料カウンセリングはいつでも申し込むことができ、その後必ず契約しなければならないものではありません。
とりあえずカウンセリングだけを受けに行く、という方もたくさんいます。
ネットで調べた情報だけでは分からないことが多い場合は、一度受けてみてはいかがでしょうか。
脱毛クリニックのカウンセリングってどんなこと話すの?流れは?
まとめ
- アトピーやアレルギー体質でも医療脱毛は受けられる
- 状況によっては施術ができないケースもあるので要注意
- 医師のもとで安全な施術が受けられる医療脱毛がおすすめ
ご紹介したように、アトピーやアレルギー体質でも医療脱毛は受けられることが多いです。
医療脱毛が完了すれば、自己処理の回数がめっきり減ります。
その後もデリケートな肌を傷めないようにできるのが嬉しいメリットです。
とはいえ症状が重いと施術が受けられなくなるケースがあるので、日頃のケアが重要なことを覚えておきましょう。
食生活や保湿などのケアを徹底し、施術を受けられる状態になるべく整えてください。
また、光アレルギーの方だと医療脱毛を受けることが難しくなります。
無理に受けようとせず、まずは主治医や脱毛クリニックの医師に相談してみましょう。