【脱毛の疑問】ムダ毛が濃くなる・薄くなる食べ物ってあるの?

毎日のように処理しても生えてくるムダ毛にうんざりしている方はいませんか?
ムダ毛が濃くなる原因はいくつかありますが、その理由の1つに、普段何気なくしている食事が挙げられます。
今回は、ムダ毛が濃くなる・薄くなる食べ物について詳しく解説していきます。
目次
原因は男性ホルモン?ムダ毛が濃くなる仕組みとは
女性の体には、男性よりも少量の男性ホルモンが分泌されており、男性ホルモンの分泌が活発になると体毛が濃くなってきます。
寝不足や暴飲暴食などの生活習慣の乱れや、不安や悩みなどの心身の乱れがあると、体はストレスを感じて男性ホルモンを活性化させます。
体毛が濃くなったと感じている方は、一度生活習慣を見直してみましょう。
ムダ毛が薄くなる食べ物とは?
男性ホルモンを減らす食品があるのはご存知ですか?
ここでは男性ホルモンとの関係から、ムダ毛を薄くすることにつながる食べ物について紹介していきます。
大豆食品
大豆製品には、女性ホルモンであるエストロゲンの成分に似ている大豆イソフラボンが含まれています。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンを優位にしてくれるため、ムダ毛を抑えるだけでなく、肌質改善効果もあるのです。
普段飲んでいる牛乳を豆乳に変える、ラテを頼む際にはソイラテにしてみるなどの工夫をして、豆乳や味噌・納豆・きな粉などの大豆製品を食生活に取り入れましょう。
ただし、大豆イソフラボンの過剰摂取はホルモンバランスの乱れにつながる可能性があるので、1日につき約70~75mgの摂取を目安にしてください。
低GI値の食材
GI値(グリセミック指数)とは、炭水化物が分解されて糖に変わるまでのスピードをあらわした数値です。
血糖値が上昇するとインスリンが分泌されますが、このインスリンが男性ホルモンを活性化させます。
そのため、GI値が高い食べ物を大量に食べることを避け、低GI値の食材を食事に取り入れるようにしましょう。
下記の食べ物はGI値が低いものなので、食事の際の参考にしてください。
- 玄米
- そば
- きのこ
- 果物(りんご、いちご)
- 乳製品
- ナッツ類
ムダ毛が濃くなる食べ物とは?
先ほど紹介した食材とは逆に、ムダ毛が濃くなりやすい食品を紹介していきます。
牛肉などの肉類
豊富な動物性たんぱく質と亜鉛を含む牛肉などの肉類は、男性ホルモンであるテストステロンの生産量を向上させます。
そのため、肉を中心とした食事をとると、男性ホルモンが常に活性化してムダ毛が濃くなりやすいのです。
ほかにも、牛肉や豚肉の赤身が体内の状態を酸性に導いて毛穴を広げてしまうため、さらにムダ毛が濃くなる原因になることもあります。
肉中心の食生活を送っている方は、少しずつ肉を減らす献立にしてみましょう。
ブロッコリーやキャベツ
ブロッコリーやキャベツなど、アブラナ科の野菜は女性ホルモンの吸収を抑えます。
さらに、男性ホルモンであるテストステロン生成を高める効果があるため、大量摂取はムダ毛を濃くする原因になるのです。
しかしビタミンなどの栄養も豊富に含まれており、美容によい野菜でもあります。
過剰摂取を避け、適量を取り入れるようにしましょう。
過酸化脂質の多いもの
過酸化脂質とは、古くなった油のことです。
この過酸化脂質を多く含む食品を摂取しすぎると、ムダ毛を濃くする原因になります。
過酸化脂質が大量に含まれている食品は肉類、炭水化物、甘いものやポテトチップ、揚げせんべい、インスタントラーメンなど、油を使って作られたものです。
普段からインスタント食品や甘いもの、スナックなどをよく食べる方は注意しましょう。
高GI値の食材
ムダ毛を減らす食べ物で説明したように、血糖値があがりやすくなる高GI値の食材を食べるとインスリンが分泌され、男性ホルモンが活性化します。
体毛が濃くなる原因にもなりますので、高GI値の食材は大量に摂取しないようにしましょう。
下記は、高GI値の食材なので、食事をする際の参考にしてください。
- 精製された炭水化物(パン、白米)
- にんじん
- かぼちゃ
- じゃがいも
- 揚げ物
ひとつの材料を食べすぎるのはNG
ムダ毛を減らしたいからと、ひとつの食材を大量に食べ続けることはやめましょう。
食事はバランスよく食べて初めて、体の栄養になっていきます。
ひとつの食材を食べ続けたり、極端に一定の食材を避けたりすると栄養が偏り、体に負荷をかける原因にもなります。
あまり神経質にならずに、普段の食事にムダ毛が薄くなる食材を1品取り入れることから始めましょう。
特に、低用量ピルなどのホルモン剤を服用している方は、大豆製品を大量にとると大豆イソフラボンの大量摂取によりホルモンバランスを崩す原因にもなります。
過剰摂取ではなく、バランスの良い食事を心がけましょう。
冷たいものではなく温かいものを食べよう
私たちの体に毛が生える理由の1つとして、体を保温するという目的があります。
そのため、いくらムダ毛が増えないような食材を摂取していても、冷たいものばかりを食べていると体が冷えた状態になり、冷たい体を守るために体毛が生えようとしてムダ毛が濃くなってしまいます。
生野菜は避けて蒸し野菜にするなど、調理方法を工夫しましょう。
また、生姜や玄米・納豆・根菜・発酵食品などは体を温める効果があるので、積極的に普段の食事に取り入れましょう。
食事だけではムダ毛をなくすことは難しい
ムダ毛が濃くなる要因は1つではありません。
そのため食事だけでムダ毛を薄くしたり、完全になくすことは難しいです。
普段から食生活を整えることも重要ですが、ムダ毛をなくす方法はいろいろあるので、自分ができることから始めていきましょう。
ムダ毛のないツルツル肌にしたい方には、医療脱毛もおすすめです。
ムダ毛が濃くなるその他の原因
先述したとおり、ムダ毛が濃くなる要因は食事だけではありません。
以下の要因も考えられるので、一度見直してみるとよいでしょう。
- 遺伝
- 生活習慣
- ストレス
- 加齢
ほかの記事では、生活習慣とムダ毛についても解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
ムダ毛が多いと感じる方は、食事のほかにも要因があるかもしれませんよ。
まとめ
- 男性ホルモンが活性化するとムダ毛が増える
- ムダ毛を減らす食材は、大豆製品や低GI値の食材
- ムダ毛を増やす食材は、肉や油が多いものなど
- 食事のほかにもムダ毛が増える原因はある
ムダ毛が増える大きな要因は男性ホルモンにあります。
女性ホルモンの活性化を促す大豆食品や低GI値の食材を、普段から食事で摂取するようにしましょう。
逆に肉類やインスタント食品は男性ホルモンを活性化させ、体毛が濃くなる原因にもなるので控えるのがおすすめです。
ただし何事もやりすぎは禁物です。
ひとつの食材を大量に摂取するのではなく、バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。