お風呂でムダ毛の自己処理はダメ?3つのNGな理由

お風呂のついでにムダ毛処理を済ませる方は、意外と多いのではないでしょうか?
しかし、お風呂場でのムダ毛処理には注意点があります。
今回は、お風呂場でのムダ毛処理のリスクや正しい処理のポイントをまとめました。
目次
お風呂でムダ毛処理している人は約9割!?
多くの人たちがお風呂場で処理をしていますが
・後処理がラクだから
・面倒だからお風呂のついでに処理したい
という理由がほとんどのようです。
また、お風呂場で処理したほうがカミソリの滑りがよく、肌に負担をかけずに処理できるというような情報もあり、「ムダ毛処理はお風呂場でするもの」と思っている人は少なくありません。
しかし、お風呂場でムダ毛処理するのは本当に正しいのでしょうか?
実は大間違い!お風呂場でのムダ毛処理がNGな3つの理由
お風呂場での自己処理のリスク、知っていますか?
後片付けがラクで、お風呂のついでに済ますことができるメリットがある反面、大きなデメリットがあることも把握しておいたほうがいいでしょう。
ここでは、お風呂場でのムダ毛処理がNGである3つの理由を紹介します。
お風呂場には見えない菌がたくさん
高温多湿のお風呂場は雑菌が繁殖しやすい場所です。
そのため、カミソリなどの自己処理によって肌にわずかな傷ができると、そこから雑菌が入り込んで炎症の原因になります。
また、ムダ毛処理後に湯船につかるのもよくありません。
湯船には雑菌が無数に存在しているため、菌が入り込み、ひどい場合は化膿することもあります。
お風呂での自己処理は控えるようにしましょう。
必要な角質まで剥がしてしまう
ボディソープや石鹸を使ってムダ毛処理をすると、カミソリの滑りがよくなって肌に負担をかけずキレイに処理できると思っている人もいることでしょう。
しかし洗浄成分を含むボディソープや石鹸をムダ毛処理に使うと、外部刺激から肌を守る角質まで剃り落とし、肌のバリア機能を大きく低下させる原因になりかねません。
またお風呂場では、湯気の影響により肌がふやけて柔らかくなっていますよね。
そんな状態の肌にカミソリをあてると、必要な角質まで一緒に剃り落としてしまいます。
角質を失った肌は、バリア機能が低下して雑菌が入りやすい状況になります。
見えない雑菌が多いお風呂場での自己処理は、炎症を起こす状況を自分で作っていることにもなりかねません。
毛嚢炎のリスクが高まる
毛嚢炎とは、ニキビに似た見た目の赤いポツポツができる皮膚炎です。
痛みや痒みはなく、原因となる菌の種類はニキビとは異なります。
毛嚢炎は毛穴にブドウ球菌が入り込み、感染することで発症します。
そもそもブドウ球菌自体は私たちの肌にも存在する常在菌ですが、外部からの刺激により肌のバリア機能が低下していると感染しやすくなってしまうのです。
何度もいいますが、お風呂場でのムダ毛処理はバリア機能を低下させる原因になるので、知らないうちに毛嚢炎のリスクを高めていることにもなります。
肌への負担を少なくするムダ毛処理のポイント
ではどういったタイミングや方法でおこなえば、自己処理による肌の負担を減らせるのでしょうか?
これには4つのポイントがあります。
ここでは、自分のタイミングで自己処理したい方におすすめの自己処理方法や、必ず守ってほしいことなどを紹介します。
ぜひ確認しておきましょう!
ムダ毛処理のベストタイミングはお風呂上がり15分後
入浴中は雑菌が入り込みやすく、肌のバリア機能も低下しています。
お風呂上り直後も、肌の皮脂が洗い流されている状態で水分が蒸発しやすくなっているため、自己処理はおすすめできません。
お風呂上がりの15分後くらいなら、これらの心配がないので安全に自己処理できるタイミングといえます。
また、お風呂から出て15分ほど経った肌は清潔であることはもちろん、ムダ毛が柔らかく処理しやすい状態になっているため、処理のしやすさの面からも最適です。
蒸しタオルで温めて毛を柔らかくする
髪の毛を乾かしたり、保湿ケアをしたりしているうちに時間が経ってしまうこともあるでしょう。
また、お風呂上がりではないタイミングで処理したいというときもあると思います。
そんなときは蒸しタオルで処理をしたい箇所を温めると、ムダ毛が柔らかくなり入浴後と同じ状況を作ることができます。
シェービングムースを使う
肌になにもつけない状態でムダ毛処理をするのは、大きな負担がかかるのでやめましょう。
ムダ毛処理をする際はシェービングムースやクリーム、ジェルなどを塗ってから処理するのが基本です。
肌への負担を減らせるうえ、毛が柔らかくなるので処理しやすいというメリットがあります。
ムダ毛処理後の保湿ケアは入念におこなう
いくら丁寧に処理をしても、肌へ負担ゼロになるわけではありません。
ムダ毛処理によってダメージを受けている肌には、しっかり保湿ケアをおこないましょう。
化粧水で潤いを与え、乳液で水分が逃げないようパックすれば十分です。
ただし、ムダ毛処理によって火照っている場合は、保湿をする前に保冷材などで冷やしたほうがいいでしょう。
ムダ毛処理の仕上がりは脱毛にも影響する
間違ったムダ毛処理は、肌荒れや乾燥肌を招く原因となります。
肌トラブルを引き起こすと、それが原因で施術できなかったり十分な効果が得られなかったりするケースがあるので注意が必要です。
ムダ毛の自己処理は、脱毛の施術や効果にも影響をおよぼす可能性があると覚えておいてください。
正しいムダ毛処理をおこなえれば、安全に脱毛ができ、効果も高まります。
脱毛効果が高くなれば施術回数が少なく済み、結果的に節約にもつながるので、まさによいこと尽くしです。
まとめ
- お風呂場でのムダ毛処理は肌のバリア機能を低下させ外部刺激を受けやすくなる
- ムダ毛処理のベストタイミングは、お風呂上り15分後あたり
- お風呂上り15分後が難しいときは蒸しタオルで代用
- ムダ毛処理後は保湿ケアを入念におこなう
正しいムダ毛処理を徹底することも大事ですが、肌のことを考えるのであれば、脱毛をしてムダ毛処理の負担自体をなくすことが最善です。
肌へのダメージが少なくなるだけでなく、処理にかける時間も手間も省けるので、早めに切り替えることをおすすめします。