脱毛の施術当日に自己処理はしてもいいの?

「脱毛に通い始めればすぐにお手入れがいらなくなる!」ということはなく、実際にお手入れが不要になるまでにはそれなりに時間がかかります。

また、施術をスムーズにするため、脱毛前は自己処理をする必要があります。

この脱毛施術前の自己処理には、普段のお手入れとは異なる点があり、とくに自己処理のタイミングに関しては、よく分からないという方もいるのではないでしょうか?

実は、多くのサロンやクリニックでは「施術当日の自己処理はNG」とされているのです。

では、なぜ当日にお手入れをしてはいけないのでしょうか?

施術当日の自己処理がNGな理由

施術当日の自己処理がNGとされる理由は、以下の2つに大きく分けられます。

毛が短すぎるおそれがある

まず、現在主流となっている医療レーザー脱毛や光脱毛の脱毛機器は、毛や毛根に含まれるメラニン色素に反応する仕組みになっています。

そのため、毛穴ひとつひとつを判別するというよりは、メラニン色素がある部分にめがけてレーザーを自動照射しているのです。

このとき、毛が短すぎる状態ではレーザーがうまく反応せず、その部分だけ照射漏れを起こしてしまう場合があります。

お手入れしたばかりの毛は短すぎる可能性が高いため、施術当日の自己処理はNGとされているのです。

肌がダメージを負ってしまう

もうひとつの理由は、自己処理によって肌がダメージを負ってしまうためです。

レーザーは発毛組織を破壊するときに熱を発生させるため、肌の表面が非常に乾燥しやすい状態になってしまいます。

その際、肌にダメージがあると「バリア機能」が十分に働かず、さまざまな肌トラブルを引き起こしやすくなってしまうのです。

脱毛直後はかゆみや赤みを感じる方も少なくないため、脱毛前後は普段以上に肌のケアに気を配らなければなりません。

お手入れ直後の肌はとてもデリケートな状態なので、そこへ脱毛の施術を重ねてしまうと肌トラブルのリスクがいっそう上がってしまうのです。

自己処理のベストタイミングと正しいやり方

では、脱毛前の自己処理のベストタイミングはいつごろなのでしょうか?

正しいお手入れ方法についても詳しく解説します。

脱毛前に自己処理できるのは何日前まで?

予約日の2~3日前におこなう

脱毛直前のお手入れは、予約日の2~3日前におこなうのがおすすめです。

2~3日前であれば毛がほどよく伸びているので、短くなりすぎる心配もありません。

また、目に見える傷でもない限り肌へのダメージはほぼ回復しているため、問題なく施術をおこなうことができます。

しかしこれには個人差があるので、自分のムダ毛の成長スピードに合わせて調整しましょう。

毛抜きは絶対にNG

脱毛前の自己処理で、毛抜きを使用して毛根から抜いてしまうのは絶対にNGです。

脱毛機器は毛や毛根に含まれるメラニン色素に反応します。

そのため、毛を抜いてしまうと施術がおこなえなくなってしまうのです。

脱毛前の自己処理には、電気シェーバーを使いましょう。

カミソリではムダ毛と一緒に皮膚の表面まで削り取ってしまうことがあるので、あまりおすすめできません。

ドラックストアや通販サイトで手軽に購入できるので、ぜひ購入を検討してみてください。

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お手入れ後は肌を十分保湿する

脱毛後の肌トラブルを防ぐには、肌のバリア機能を働かせることが大切です。

バリア機能は、肌がしっかり潤っている状態で十分な力を発揮するので、お手入れ後は入念に保湿しましょう。

肌が潤った状態で施術にのぞめば、肌トラブルのリスクを大きく軽減できます。

また、肌トラブルが起きている部位に関しては施術を断られてしまうケースもあります。

脱毛直前だけでなく、普段のお手入れでも保湿を重視するよう心がけましょう。

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施術当日に剃り残しを発見したらどうすればいい?

もし施術当日に剃り残しを発見した場合は、シェービングサービスを利用しましょう。

多くのサロンやクリニックが実施しており、剃り残しに関してはスタッフがその場でお手入れしてくれます。

また、剃り残してしまった部分だけでなく、背中やVIOなど、自分では処理が難しい部位もお願いできます。

ただし、シェービングサービスは別途料金がかかる場合もあるので、条件などは事前にチェックしておきましょう。

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自己処理を忘れていた!施術当日に気づいた場合の対処方法

施術当日に剃り残しを発見した場合は、シェービングサービスを利用できます。

しかし、施術当日まで自己処理のことを忘れてしまっていた場合にはどうすればいいのでしょうか?

毛が短い場合は剃り残しとして対応できないか確認

前回のお手入れからそれほど日が経っていない場合や、脱毛も終盤に差し掛かりほとんどムダ毛が生えていない場合は、剃り残しとして対応できる可能性が高いので、一度スタッフに状態をみてもらいましょう!

剃り残しとして対応してもらえるなら、シェービングサービスを受けられます。

また、毛が短ければそのまま施術できる場合もあります。

毛が長い場合は事前に連絡する

毛があきらかに長い場合は、まず電話などで自己処理を忘れてしまったことを伝えます。

通常は、「一度状態を見せにきてください」といわれるか、施術日を変更することになるでしょう。

サロンやクリニックによって対応が異なるため、早めに連絡して判断を仰ぎましょう。

まずは無料カウンセリングへ!

自己処理を忘れていた場合の対応はサロンやクリニックによって大きく異なります。

そのため、不安な方は一度無料カウンセリングに足を運んでおきましょう。

カウンセリングでは、剃り残しや剃り忘れなどに対して、実際に現場でどのように対応しているのか詳しく聞くことができます。

また、シェービングサービスについても質問できるので、VIOや背中を脱毛予定の方はぜひ申し込みましょう。

カウンセリングを受けたからといって契約を強要されることはありません。

カウンセリングの際に、スタッフの対応や店内の雰囲気なども知ることができます。

複数のクリニックのカウンセリングを受ける方も多く、「まだ通うかどうか迷っている」という段階でもまったく問題ありません。

自分にあったクリニックを選ぶためにも、気になるところがあれば申し込んでみましょう。

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まとめ

脱毛施術当日の自己処理について解説しましたが、いかがだったでしょうか?

今回のポイントをまとめておきます。

  • 自己処理は施術当日ではなく、施術日の2~3日前におこなう
  • 脱毛効果を十分発揮するために、毛抜きではなく、電気シェーバーを使用する
  • 当日に剃り残しを発見してしまった場合は、シェービングサービスを頼むのがおすすめ
  • まずは無料カウンセリングへ

施術当日の自己処理には、肌トラブルや施術できなくなる可能性が潜んでいます。

十分な脱毛効果を得るためにも、施術前は計画的にムダ毛のお手入れをしましょう。

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