こんなに違うの?医療レーザー脱毛機器の種類と特徴について解説!

クリニックのホームページを見ているうちに医療レーザー脱毛機器が1種類ではないことを知り、違いがわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

医療レーザー脱毛機器は大きく分けて4種類あり、それぞれ性質や特徴が異なります。

照射ターゲットや脱毛効果に違いがあるだけでなく、肌質や毛質によっても向き不向きがあるので、脱毛の際には自分に合った機器を選ぶことが重要です。

とはいえ医療レーザー脱毛機器の仕組みは複雑なので、クリニックがホームページに載せている説明を読んでも今ひとつピンとこないかもしれません。

そこでこの記事では、4種類の医療レーザー脱毛機器の特徴について、わかりやすく解説していきます。

医療レーザー脱毛機器の基本的な情報に加え、それぞれのメリット・デメリットもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

医療レーザー脱毛機器は永久脱毛効果が得られる

医療レーザー脱毛機器は、永久脱毛効果を得られる機器です。

永久脱毛効果とは、脱毛完了後永久に毛がほぼ生えてこなくなる効果のことで「自己処理の必要がほぼなくなる」「脱毛にかかるトータル費用をおさえられる」などのメリットがあります。

医療機関であるクリニックでは、医療従事者が施術をおこなっているため、照射力の強い脱毛機器を使用することが許されています。

出力の強いレーザーの熱で毛根周辺の細胞を破壊することによって、毛の再生能力を失わせることができるのです。

医療レーザー脱毛機器のほかに、一般的な脱毛機器としてフラッシュ脱毛器と家庭用脱毛器の2種類がありますが、いずれも永久脱毛効果を得ることはできません。

2種類の脱毛機器に搭載されているレーザーは、医療脱毛で使われるものよりも出力が弱いため、毛根の細胞に作用して一時的に毛の再生能力を停止させることはできても、時間が経つと再び毛が生えてきてしまいます

脱毛効果を維持するためには何度も施術を続ける必要があり、お金や手間がかかってしまいます。

短期間で永久的な脱毛効果を手に入れたいという方には医療脱毛がおすすめです。

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医療レーザー脱毛機器は大きく分けて4種類

医療レーザー脱毛機器には、大きく分けて次の4種類があります。

  • 熱破壊式アレキサンドライトレーザー脱毛器
  • 熱破壊式ヤグレーザー脱毛器
  • 熱破壊式ダイオードレーザー脱毛器
  • 蓄熱式ダイオードレーザー脱毛器

ここでは、それぞれの特徴からメリット・デメリットまでをご紹介します。

熱破壊式アレキサンドライトレーザー脱毛器

熱破壊式アレキサンドライトレーザー脱毛器は、国内で多くの症例数と実績のある脱毛機器です。

755nmの波長のレーザーを毛のメラニン色素に反応させて、その熱を利用して毛根周辺の細胞を破壊することによって脱毛効果を得られます。

<熱破壊式アレキサンドライトレーザー搭載機>

  • ・GentleLase Pro
  • ・GentleMax Pro
  • ・CLARITY TWIN

熱破壊式アレキサンドライトレーザー脱毛器のメリット

比較的短い波長のレーザーが搭載されているため、メラニン色素を多く含む日本人の毛に高い効果を発揮するとされています。

濃く太い毛であるほどレーザーが反応しやすいので、毛深い方や剛毛の方の脱毛におすすめです。

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また、医療レーザー脱毛機器のなかでも特に美肌効果を得られるというメリットもあり、肌をきれいにしたいという方にもおすすめできます。

熱破壊式アレキサンドライトレーザー脱毛器のデメリット

レーザーが毛の黒いメラニン色素に反応する仕組みのため、産毛などの細い毛や白髪にはあまり効果がありません

また肌が黒い場合、レーザーが肌にも強く反応して火傷をしたり脱毛効果が落ちたりする恐れがあるため、日焼けをしていると施術を断られてしまうこともあります。

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そのほか、レーザーの照射範囲が狭いため打ち漏れや重ね打ちのリスクがあり、脱毛効果が薄れやすいというのもデメリットです。

熱破壊式ヤグレーザー脱毛器

熱破壊式ヤグレーザー脱毛器は、メラニン色素への反応が弱めで火傷のリスクが少ない脱毛機器です。

1,064nmと長い波長のレーザーを使用しますが、熱破壊式アレキサンドライトレーザー同様、毛のメラニンと反応することによって脱毛効果を促します。

<熱破壊式ヤグレーザー搭載機>

  • GentleMax Pro

熱破壊式ヤグレーザー脱毛器のメリット

比較的長い波長のレーザーが搭載されているため、皮膚の奥深くまでレーザーの熱を送ることができ、毛根が深いところにあるヒゲやVIOにも効果的です。

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また、波長の長さから皮膚の表面には反応しにくいため、黒い肌にも使用できるというメリットもあります。

そのほか、照射面積が広いので打ち漏れや重ね打ちなどが起きにくく、施術が短時間ですむというのも特徴です。

熱破壊式ヤグレーザー脱毛器のデメリット

レーザーの波長が長く、皮膚の表面にはレーザーが吸収されにくいため、メラニン色素が薄く毛根が浅い場所にある産毛や薄い毛の場合は、大きな効果は得られません

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また、レーザーが皮膚の奥深くまで届いて太い毛にも高い効果を示す分、痛みをともないやすいというデメリットもあります。

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熱破壊式ダイオードレーザー脱毛器

熱破壊式ダイオードレーザー脱毛器は、近年多くのクリニックで導入されている日本人全般の肌に適している脱毛機器です。

800~810nmのレーザーを使用して、熱破壊式アレキサンドライトレーザー・熱破壊式ヤグレーザーと同様の仕組みで脱毛効果を促します。

<熱破壊式ダイオードレーザー搭載機>

  • ・ライトシェアデザイア
  • ・ライトシェアデュエット
  • ・Vectus

熱破壊式ダイオードレーザー脱毛器のメリット

広い照射口を備えたハンドピースによって、痛みや火傷、打ち漏れ、毛嚢炎などのリスクをバランスよく軽減することができます。

また、照射面積が広く施術時間が短時間ですむ、というのもメリットのひとつです。

熱破壊式ダイオードレーザー脱毛器のデメリット

熱破壊式アレキサンドライトレーザー同様、毛の黒いメラニンと反応する仕組みであるため、産毛や薄い毛には効果が出にくい傾向にあります。

また、比較的レーザーの波長が短く、皮膚表面のメラニン色素にもレーザーが反応してしまうため、日焼けをした肌には使用できません

蓄熱式ダイオードレーザー脱毛器

蓄熱式ダイオードレーザー脱毛器は、最新型の脱毛機器です。

今までに説明した3種類の脱毛機器のように、レーザーをメラニン色素と反応させるのではなく、レーザーで皮膚を全体的に温めることで、毛の生成に必要な細胞を作り出す「バルジ領域」という部分を破壊します。

<蓄熱式ダイオードレーザーを搭載している脱毛器>

  • ・メディオスターネクストプロ
  • ・ソプラノアイス・プラチナム

蓄熱式ダイオードレーザー脱毛器のメリット

毛根の細胞に直接ダメージを与えるのではなく、肌にじっくり熱を与えることで脱毛効果を促すため、痛みが少ないというメリットがあります。

そして脱毛器のなかでも大型の照射口を持つため、打ち漏れも起きにくいです。

また、メラニン色素をターゲットとしているわけではないので、肌の色や毛の色・濃さなどに左右されることがなく、日焼けした肌や産毛にも脱毛効果が期待できます

蓄熱式ダイオードレーザー脱毛器のデメリット

新しい脱毛器であるため実績が少ないというのはデメリットといえるかもしれません。

また、肌全体をじんわり温めていく脱毛方式であるため、ムダ毛1本1本に対して照射をおこなうほかの脱毛機器と比べて、脱毛効果にムラが出てしまったり、効果が出るまでに時間がかかったりする可能性があります。

カウンセリングで導入機器を確認しよう

クリニックでは施術をはじめる前に、必ず無料カウンセリングをおこなっています。

コースの契約をする方はもちろん、脱毛を受けるか迷っている方の相談にも乗っているので、気軽に受けてみてはいかがでしょうか。

脱毛クリニックのカウンセリングってどんなこと話すの?流れは?

脱毛効果を最大限に得るためには、自分の肌質や毛質に合った脱毛機器を導入しているクリニックを選ぶことが大切です。

カウンセリングの際には、自分に合った脱毛器があるかどうかをしっかり確認するようにしましょう。

まとめ

  • 医療レーザー脱毛機器は永久脱毛効果を得られる
  • 熱破壊式アレキサンドライトレーザー脱毛器には美肌効果もある
  • 熱破壊式ヤグレーザー脱毛器はヒゲやVIOにも効果的
  • 蓄熱式ダイオードレーザー脱毛器は痛みが他に比べ少ない
  • クリニックで導入機器を確認しておくことも大切

医療レーザー脱毛機器にはさまざまな特徴があることがわかりました。

それぞれの性質やメリット・デメリットをしっかり理解して、自分の肌質や毛質に合った医療脱毛を受けてくださいね。

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