医療脱毛でほくろが消えるって本当?

「医療脱毛でほくろが消える」という噂をご存知でしょうか?
ほくろにコンプレックスがある方にとっては、非常に気になる話ですよね。
そもそもほくろとは、メラニン色素を生成する「メラノサイト」という細胞がメラニン色素と合体して増殖したものです。
色素沈着が原因のシミとは根本的に異なるので、どう対策すればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。
ほくろは簡単には消せませんが、なぜ医療脱毛でほくろが消えるといわれているのでしょうか?
今回は「医療脱毛でほくろが消える」という噂の真相を解説したいと思います。
目次
医療脱毛でほくろが消える?そのメカニズムとは
小さなほくろは薄くなる可能性がある
医療脱毛でほくろが薄くなる可能性はあります。
医療脱毛は、レーザーをメラニン色素に反応させ、熱エネルギーを照射するというものなので、その際にほくろのメラニン色素が分解され、目立たなくなることがあるのです。
ただし、それが可能なのは小さなほくろに限ります。
そもそも目立つほくろは保護シールでレーザーを防いでしまうので、このような効果を期待することはできません。
また、もし仮に照射したとしても、脱毛の施術で濃いほくろを完全に消すのは難しいといえるでしょう。
過度な期待は禁物!
医療脱毛でほくろが消えるのはあくまで副次的な作用なので、そのような効果が必ず現れるわけではありません。
そもそも医療脱毛レーザーで消えるような小さく薄いほくろは、本人も気にしていない場合がほとんどです。
ですので、医療脱毛でほくろのコンプレックスを解消しようとするのは少々難しいといえます。
「脱毛のついでにほくろが消えればラッキー」くらいにとらえておくのがおすすめです。
医療脱毛とメラニン色素の関係
ほくろとメラニン色素には大きなつながりがありますが、実は医療脱毛とメラニン色素も深い関わりがあります。
まずはそのあたりからお話していきましょう。
レーザーはメラニン色素に反応する
医療脱毛では、発毛に関わる細胞をピンポイントに破壊していきますが、脱毛器は毛根を認識しているわけではありません。
脱毛器が反応しているのは、毛や毛根に含まれているメラニン色素です。
メラニン色素とは、体毛だけでなく髪の毛やシミ、そしてほくろなどにも含まれている黒や褐色の色素です。
脱毛器はメラニン色素だけに反応するので、無数にある毛穴の内部をピンポイントに施術できるのです。
濃いシミやほくろは注意が必要
メラニン色素に反応するということは、ほくろやシミ、日焼けした肌なども対象になってしまいます。
うっすらとしたものならそれほど問題はありませんが、メラニン色素をたくさん含んだ濃いシミやほくろは注意が必要です。
脱毛器が誤照射を起こして、素肌にもレーザーを照射してしまう可能性があるのです。
毛根以外の部分にレーザーが照射されてしまうと、施術中の痛みが増したり、炎症や肌荒れを起こしてしまうケースがあります。
ほくろがある場合の施術対応
「それじゃあほくろがあると脱毛を受けられないの?」と思われた方、安心してください。
ほくろがあるからといって、脱毛そのものを断られてしまうことはほぼありません。
もし施術部位にほくろがある場合は、以下のような対応がとられます。
目立つほくろは保護テープで隠す
体にあるほくろが医療脱毛に適さないものだった場合、その部分に「保護シール」を貼って施術をおこないます。
こうすることで、ほくろへの誤照射を回避して安全に施術を進めるのです。
ほくろが複数ある場合も、ひとつひとつ保護シールで隠していきます。
「ほくろから毛が生えている」など、レーザーを使った脱毛方法では厳しい場合、メラニン色素に関係なく施術をおこなえるニードル脱毛もおすすめです。
しかしニードル脱毛ができないクリニックもあるので、事前にクリニックに確認をしましょう。
小さなほくろならそのまま施術可能
薄いほくろや、小さく目立たないほくろであれば保護シールなしで施術をおこなうことも可能です。
自分でも知らないうちに小さなほくろができている場合もあると思いますが、多くはそのままの状態で施術できるので安心してください。
施術可能なほくろかどうかは事前診察で判断
実際に施術可能なほくろかどうかは、担当医や施術スタッフが現場で判断することになります。
そのため自分では大丈夫と思っていても、施術の際に保護シールを貼ることになる場合もあります。
自分で位置を把握しているほくろに関しては、契約前や施術前に状態を診てもらうと安心でしょう。
背中やお尻など、自分からは見えづらい部分に関しても、施術に入る前にほくろの有無を確認してもらえます。
濃いほくろも保護シールを貼れば問題なく施術できるので、「直前で断られてしまったらどうしよう」と不安になる必要はありません。
噂の真相!「逆にほくろが濃くなる」って本当?
「医療脱毛でほくろが消える」という話がある一方、「逆にほくろが濃くなる」という噂を耳にすることがあります。
結論からいうと、医療脱毛によってほくろが濃くなってしまうことはありません。
しかし医療脱毛を受けたあと、ほくろが濃く見えることはあります。
レーザーがほくろに反応すると、そこに含まれているメラニン色素が分解されはじめます。
すると肌の新陳代謝機能によってメラニン色素を排出するために、1度皮膚の表面まで押し上げられます。
このときメラニン色素がそれまでよりも皮膚表面に近づくことによって、色が濃くなったように見えるのです。
つまり医療脱毛後にほくろが濃くなったというのは、メラニン色素の排出が近づいているという合図だといえます。
しばらくすると皮膚が生まれ変わり、ほくろが目立たなくなるでしょう。
まずは無料カウンセリングへ!
「ほくろがあるけど医療脱毛したい」「医療脱毛でほくろが消えたらうれしい」という方は、まずは無料カウンセリングに申し込んでみましょう。
照射可能なほくろかどうかは医師や施術スタッフが判断します。
気になるクリニックや、通う予定のクリニックには事前にほくろを見せておくと安心です。
あらかじめクリニック側の判断を聞いておけば、納得できない場合に「別のクリニックにも行ってみよう」といった対応ができます。
カウンセリングそのものに料金は発生しませんし、もちろんその場で契約する必要もありません。
通うクリニックを決める前に、積極的に活用しましょう。
まとめ
医療脱毛とほくろの関係について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
今回のポイントをまとめると、次のようになります。
- 医療脱毛のレーザーはほくろにも反応する
- 薄く小さなほくろならメラニン色素が分解され、肌の新陳代謝とともに排出される可能性がある
- 目立つほくろにレーザーを照射するときは保護テープで隠して施術をおこなう
- 医療脱毛でほくろが消えるのは副次的なものなので、過度の期待は禁物
医療脱毛でほくろが消えるのはあくまで副次的なものなので、ほくろのためにだけに医療脱毛を選ぶのはおすすめできません。
それでも、気になるほくろが消えてくれる可能性はありますので、「自分のほくろが施術可能かどうか知りたい」という方は、ぜひ一度カウンセリングを受けてみましょう。
脱毛クリニックのカウンセリングってどんなこと話すの?流れは?