ワキ脱毛は乳ガンになるリスクがある?脱毛とガンの関係とは?

ワキ脱毛を考える際には、きちんとリスクのことも知っておきたいと思います。
ワキ脱毛をすると乳ガンのリスクが高まるという噂もありますが、本当に関係性はあるのでしょうか?
また、脱毛をすることによってできるしこりについても説明しますので、「脱毛後にしこりができて乳ガンになったのかも」と不安になっている方にもぜひ読んでいただきたいと思います。
目次
医療脱毛レーザーがガンに与える影響
医療脱毛のレーザーは、本当に安全なものなのでしょうか。
日光を浴びすぎることによって、皮膚ガンになることもあるため、光を浴びることがガンにつながると考えている方も多いでしょう。
ここでは、レーザー脱毛器の光がどのようなものなのかを踏まえて、レーザー脱毛とガンの関係性について説明していきます。
光には種類がある
光には種類があり、レーザーは一種の電磁波という分類がなされています。
日常生活でも電子レンジのマイクロ波、レントゲンのエックス線も光の仲間です。
光の種類は波長によって分けられ、γ(ガンマ)線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ波という6種類があります。
ガンに影響を与えるのは紫外線、光のなかでもガンに影響するのは紫外線とされています。
太陽光には6種類の光が存在しますが、そのなかのひとつに紫外線が含まれています。
紫外線は、皮膚ガンや光老化の原因となる光なので、過度に浴びることは避けねばなりません。
そのため日焼け対策をしっかりとして、紫外線から肌を守る必要があるといわれているのです。
紫外線のなかにもさらにUV-C、UV-B、UV-Aといった種類があり、それぞれ肌に与える影響が異なります。
医療レーザー脱毛と光脱毛の違いはなに?気になるポイント別に解説!
UV-C
オゾン層で吸収されるため、地上には届きません。
殺菌作用がありますが、生物の遺伝子に影響を与えるとされています。
UV-B
オゾン層に一部吸収されるものの、地上に届く紫外線です。
人類に与える影響が最も大きく、シミ、ソバカス、皮膚ガンの原因になるとされています。
UV-A
オゾン層にほとんど吸収されずに地上に届く紫外線です。
皮膚の奥まで届き、シワやタルミの原因にもなるとされています。
このように、紫外線はガンの原因になるほかにもお肌に与える影響が多いので、避けなければならない光であることがわかりますね。
医療脱毛に使用されているのは赤外線
医療脱毛器に使用されているレーザーの波長は、赤外線に近いものです。
日常生活でも太陽の光で部屋や体が温まるといった現象は、赤外線によるものといったらわかりやすいでしょう。
そんな赤外線にも種類があります。
近赤外線
部屋の温度が上がるという現象が起きるのは、近赤外線の影響です。
暖房器具やリモコンにも使用されている光です。
中赤外線
こちらも暖房器具やセンサーに使用されている光です。
遠赤外線
最も皮膚の深くまで浸透する赤外線であり、体を温めて血行を促す効果があるとされています。
サウナや美容機器、健康器具などでよく耳にします。
医療脱毛がガンに影響することはない
一口に光といっても種類があり、ガンに影響する光と医療脱毛に使用されている光とではまったくの別物ということが理解できたかと思います。
医療脱毛がガンに影響を与えることはありませんので、安心して医療脱毛を受けましょう。
医療脱毛後にできるしこりや痛みの原因
医療脱毛によってガンになることはないとはいえ、ワキ脱毛をしたあとに胸にしこりのようなものができたという話も耳にします。
その原因は何なのでしょうか。
もちろん、偶然脱毛後に乳ガンができたという可能性もありますので、心配な方は病院を受診することをおすすめします。
ここでは脱毛をすることによって起こりうる「しこりの原因」について紹介していきたいと思います。
皮膚が固くなる
毛量が多い方は、脱毛後に皮膚が固くなるといったことが起こる場合があります。
これは、毛が一気に少なくなって肌が乾燥などに対応できなくなることによるものです。
脱毛後に保湿ケアをしっかりすることで改善していく症状ですので、ケアを怠らないようにしましょう。
リンパ腺障害
リンパ腺障害は皮膚のなかにしこりができて、触ると痛みもあるのでよく乳ガンと間違えられる症状です。
脱毛後、しばらく経ってからしこりができるのが特徴です。
脱毛によって毛穴が傷ついてしまうと、抵抗力を失い、雑菌に侵されてしまうことが稀にあります。
その結果毛穴の奥に膿が溜まって、リンパ節に炎症が起きてしまうのです。
この症状は2か月ほどすると回復します。
皮膚組織の損傷
医療脱毛では高熱で毛を処理するために、皮膚組織のなかのたんぱく質に熱が加わり凝固することがあります。
やけどをしたあとに、皮膚が固くなったということはありませんか?
その現象と似たものになります。
脱毛をした直後に症状が出るのが特徴です。
粉瘤ができる
粉瘤は脱毛施術とは関係なく誰にでも起こりうる症状です。
皮膚は細胞分裂をするうちに古いものが脱落しますが、垢や皮脂が皮下にできた袋のなかに溜まっていくことがあります。
これは良性の腫瘍ですが自然に消えることはなく、ときとして炎症を起こして痛んだり、とても大きくなるケースがあります。
大きさや状況によっては、病院で表面を少し切開して膿を出すなどの処置が必要です。
乳ガン患者の医療脱毛は可能?
乳ガンになってしまったという方は、脱毛が継続できるのか気になると思います。
乳ガンに影響がないとはいえ、乳ガン治療の妨げとなるのであれば避けたいものですね。
ここでは乳ガンの治療後や治療中のワキの医療脱毛について説明します。
治療を優先に
ワキの医療脱毛に通っている期間に乳ガンが発覚した場合は、乳ガンの治療を優先しましょう。
脱毛を開始すると毛周期に合わせて通うことになるので、途中で辞めることはできないと思われがちですが、脱毛は休止することもできます。
治療が落ち着いたあとに予約を取ることもできますので、クリニックに相談しましょう。
治療後の脱毛は可能?
乳ガンの治療後は問題なく脱毛を受けることができます。
しかし、手術後の傷跡がワキの近くにある場合は、傷跡が治ってからワキ脱毛を開始することをおすすめします。
医療脱毛は黒いものに反応して光を発する性質をもっているため、傷による色素沈着があるとやけどの原因にもなってしまうためです。
まずは無料カウンセリングでご相談ください
医療脱毛と乳ガンの関係性について詳しく知りたいという方は、カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
クリニックには医師が常駐しているため、乳ガンについての医学的な見地からの解説も聞くことができるでしょう。
安心して脱毛を受けるためには、まずは無料カウンセリングを受けて、疑問を解決するようにしてください。
脱毛クリニックのカウンセリングってどんなこと話すの?流れは?
まとめ
- ・ガンに影響を与えるのは紫外線
- ・医療脱毛で使用されているのはガンに影響のない赤外線
- ・脱毛後、リンパ腺障害や粉瘤といった乳ガンと間違いそうなしこりを生じることがある
- ・乳ガンになった場合は治療を優先させることが望ましい
- ・乳ガン治療後の脱毛は傷跡が治ってから
乳ガンと医療脱毛の関係性について理解を深めることはできたでしょうか。
ガンに影響を与える光もあるとわかった一方で、医療脱毛に使用されている光は美容にも役立つ光であり、別物だということがわかったかと思います。
医療脱毛をすることによって乳ガンになるということはありませんので、安心して脱毛を受けましょう。