ヒゲ脱毛の回数は? 毛周期を理解しよう!回数を増やすだけではダメな理由

「気になる口ヒゲや、男性並みに濃いヒゲを脱毛したい」そんな女性には医療脱毛がおすすめです。

半永久的な効果を期待できる医療脱毛なら、ヒゲの悩みを一気に解消することができます。

しかし、そこで気になるのがトータルの施術回数

必要な回数がわかればおおよその期間を割り出せ、スケジュールも立てやすいですよね。

施術回数が思っていた以上に多く、途中で挫折してしまう方も少なくありません。

そんな失敗をしないためにも、通い始める前にトータルの回数は事前に知っておきたいところ。

そこで今回は、ヒゲ脱毛の平均回数について詳しく解説します。

ヒゲの医療脱毛、目安は10回

ヒゲの医療脱毛する場合、10回程度の施術が必要です。

脱毛の難易度はムダ毛の濃さによるので、濃い毛が生えている部分ほど多くの回数を要します。

男性の場合、ヒゲは全身の中でもとりわけ濃い毛が生えるため、脱毛完了までにはそれなりの回数がかかります。

対して女性の場合は、濃いヒゲが生えにくいので実際にはもっと少ない回数で済むことがほとんどです。

ただ、産毛のようなヒゲと濃いヒゲが両方ある場合は、濃い部分のみ施術回数が多くなることがあるかも知れません。

医療脱毛はどこまでしてくれる?産毛は自己処理しないとダメ?

回数だけでなく期間もかかる

ヒゲの脱毛を完了させるまでには、平均で半年~1年程度かかるとされています。

医療脱毛の場合、たとえばトータル10回の施術を「今月は時間があるから、1か月で10回済まそう!」というふうにはできません。

詳しくはこのあとで解説しますが、脱毛完了までには回数だけでなく期間もかかります。

「このときまでにはヒゲ脱毛を済ませておきたい」という目標がある場合は、逆算して計画を立てるようにしましょう。

毛周期が影響している?回数・期間が必要な理由とは

なぜ、ヒゲ脱毛にこれほど時間がかかってしまうのでしょうか?

特に女性は、濃いヒゲが生えたとしても数本程度の場合が多いので、すぐに脱毛できそうな印象がありますよね。

答えは、ヒゲの発育に大きく関わる「毛周期」にありました。

毛周期とは

毛周期とは、簡単にいうと毛の生え変わるサイクルのこと。

毛は「成長期→退行期→休止期」という周期を繰り返していて、このうち高い脱毛効果がえられるのは成長期の毛だけです。

みなさんの髪の毛を想像してみてください。

特になにもしなくても、一定期間で自然と抜け落ちますよね。

それでも頭がハゲてしまわないのは、またすぐに新しい毛が生えてくるからです。

毛周期は髪の毛だけでなく、全身のムダ毛にもあります。

ケアをサボっているとずっと生えっぱなしのように見えますが、実は一定のサイクルで抜け落ちているのです。

脱毛は、この毛周期に合わせておこなうことが非常に大切です。

毛が育っていない時期にレーザーを照射しても、メラニン色素が足りないのでうまく反応しません。

毛周期の詳しいサイクルについては、下記を参考にしてください。

成長期

成長期は、毛が1番元気に伸びている期間で、黒々とした毛が生えてきます。

脱毛レーザーが強く反応するのは、この成長期の毛です。

仮に目で見てわかるくらいムダ毛があっても、成長期でない毛はメラニン色素が足りず、レーザーがうまく反応してくれません。

成長期の毛は全体の20%といわれているので、残りは成長期に入った段階でまた施術する必要があります。

「レーザー以外の脱毛方法では可能なの?」と思われた方もいるかもしれません。

実は、メラニン色素が薄い毛でも施術可能な脱毛方法はあります。

しかしそれでも、毛が目で確認できる状態でないと完璧な施術はおこなえないのです。

この成長期の毛が生え揃うのがだいたい2~3か月に1度なので、脱毛もそのタイミングでおこなうのがベストとされています。

退行期

退行期は、毛の成長がゆるやかになる時期です。

そしてこれ以上成長しないところまで伸びると、抜け落ちるのを待つだけになります。

木の葉をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

青々と生い茂っていた葉も、夏が過ぎると成長をやめ、地面に落ちるのを待つだけになります。

だんだんと色素が抜けていくのも、木の葉に似ています。

退行期の毛は少しずつメラニン色素が減り、真っ黒ではなくなっていくのです。

メラニン色素が足りないと、うまくレーザーを照射することはできません。

肉眼では黒く見えてもレーザーに反応させるためには、黒々とした毛に育っている必要があるのです。

休止期

休止期は毛の成長が完全にストップし、抜け落ちる期間のこと。

髪の毛が1日に抜ける本数は60~80本といわれていますが、体や顔も同じように、毎日たくさんのムダ毛が抜け落ちています。

ただ、ムダ毛は短いうえに退行期を経て色褪せているので、抜けても気づかないことがほとんどです。

休止期には毛が完全に抜け落ちますが、しばらくするとまた新しい毛が生えてきます。

しかし、成長期に入るまでは目に見えず、皮膚の下で種のようになっています。

一説によると、全身に生える毛のうち、皮膚の表面にあらわれている毛は4分の1くらいだそうです。

ほとんどの毛は皮膚の下にあり、目には見えない状態なのです。

脱毛機器によって回数・期間が異なる

脱毛方法にはさまざまな種類がありますが、医療脱毛で現在主流とされているのは「医療レーザー」と「ニードル脱毛」の2種類です。

どちらも毛周期に合わせて施術をおこないますが、実際の回数や期間は異なる場合があります。

なぜなら、これら2つの脱毛方法はアプローチがまったく違うからです。

ではこれから、それぞれの脱毛方法の特徴や平均回数について詳しく解説しましょう。

医療レーザー

医療レーザーでヒゲを脱毛する場合の平均回数は、だいたい10回~12回程度といわれています。

特殊な医療レーザーを照射して毛根細胞を破壊する方法で、サロンよりも高い脱毛効果が期待できます。

このように高性能な脱毛機器を使用しますが、やはりメラニン色素の少ない毛には充分に反応しません。

毛が黒々と育つのを待つ必要があるので、施術回数はやや多めです。

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ニードル脱毛

ニードル脱毛でヒゲを脱毛する場合の平均回数は、だいたい6回~8回程度といわれています。

極細の絶縁針を毛穴に差し込み、毛の発育に関わる「毛乳頭」という組織を破壊します。

毛乳頭をピンポイントで破壊できることから、レーザーよりも高い脱毛効果があると評判です。

ニードル脱毛はメラニン色素に関係なく脱毛できます。

毛がある程度皮膚表面に顔を出せば施術をおこなえるため、レーザーより回数が少なく済むことが多いです。

まずは無料カウンセリングで相談しよう

多くのクリニックでは、無料カウンセリングを受けることができます。

カウンセリングではヒゲに関する悩みはもちろん、肌質や毛質について相談することも可能です。

自分の毛質を診てもらい、だいたい何回くらいかかりそうなのか聞いてみるのもいいでしょう。

「ヒゲに悩んでいることを知られたくない」という方も多いと思いますが、カウンセリングは個室でおこなわれるので安心です!

一般的に、カウンセリングでは費用が発生しないので、いくつかのクリニックを受けて比べてみるのもおすすめです。

もちろんカウンセリングしたからといって、必ず契約しなければいけないわけではありません。

ネット予約を24時間受け付けているところも多いので、思い立ったら気軽に申し込んでみましょう。

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まとめ

ヒゲ脱毛の平均回数について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

今回のポイントをまとめます。

  • ヒゲ脱毛の平均回数はだいたい10回程度
  • 医療レーザーの平均は10~12回
  • ニードル脱毛の平均は6~8回
  • 毛周期に合わせるので、施術は2~3か月に1回

「思った以上に回数が多い」と感じた方もいるかもしれません。

しかしヒゲが気にならない生活というのは、思った以上に解放感があります。

すっぴん肌に自信が持て、ファンデーションのノリがよくなる効果も期待できるので、ぜひ一度ためしてみてはいかがでしょうか。

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