脱毛後、いつから自己処理をはじめていい?医療脱毛の場合

医療脱毛後はすぐに毛が抜け落ちるわけではないため、毛が伸びてくれば自己処理が必要となります。
しかし「脱毛後すぐ」の自己処理や「カミソリ」「脱毛ワックス」を使っての自己処理は控えるべきです!
正しい自己処理のルールを守らなければ、赤みや炎症といった肌トラブルがおこりやすいほか、せっかくの脱毛効果が下がってしまうこともあるのです。
そこで、今回は
- 脱毛後すぐの自己処理がNGな理由
- 適切な自己処理の開始時期
- 脱毛後の自己処理でしてはいけないこと
- 脱毛効果を上げる自己処理の方法
について、わかりやすくお伝えします。
医療脱毛の効果を上げたい人は、ぜひチェックしてみてください。
目次
医療脱毛の自己処理は施術1週間後から!
医療脱毛後の自己処理は、施術1週間後から始められます。
それ以前の自己処理は安全性や脱毛効果が下がるため、あまりおすすめできません。
施術後はすぐに処理をせずに、ムダ毛が抜け落ちるのを待ちましょう。
ムダ毛が抜け始めるまで2〜3週間かかる
レーザーを照射したムダ毛は当日すぐに抜けるわけではなく、照射後2~3週間かけてポロポロ抜け落ちてきます。
2~3週間は毛が通常どおり伸びてきますが、毛根は焼却されているため、一度抜け落ちてしまえば同じ毛根から毛が生えてくることはありません。
毛は一気に抜け落ちるのではなく、衣服の着脱やタオルで体を拭くときの摩擦により、少しずつ抜け落ちます。
はじめのうちは抜け落ち方もまだらになりますが、強くこすったり引っ張ったりせずに自然と抜けるのを待ちましょう。
3週間以上たっても抜け落ちずに残っている毛や新しく生えてきた毛は、前回の施術では脱毛効果が得られなかった毛です。
どうしてすぐ自己処理をしないほうがいいの?
医療脱毛を受けた直後の肌はレーザーの熱により「ごくごく軽いやけど状態」となっています。
やけど状態の肌に自己処理をおこなうと、
- 赤み
- 湿疹
- 炎症
- 埋没毛(まいぼつもう)
- 毛膿炎(もうのうえん)
といった肌トラブルがおこる可能性があります。
とくに、施術当日はかなり肌が敏感なので、自己処理はもちろんのこと、入浴・運動・飲酒といった肌に負担がかかる行為も厳禁です。
目に見えるトラブルが出ていないとしても、肌が敏感な状態であることに変わりはありません。
普段よりも乾燥や毛穴のひらきがある肌に自己処理をおこなうと、皮膚の防衛反応が働き角質が硬くなることがあります。
硬く乾燥した肌は脱毛効果が下がる原因となるため、肌の見た目にかかわらず照射後すぐの自己処理は控えるようにしてください。
時間の経過とともに肌は普段の状態に戻っていくため、照射1週間後に炎症や赤みが出ていなければ、自己処理をおこなっても問題ないケースがほとんどです。
ただし、クリニックによっては1週間以上間隔をあけての自己処理が推奨される場合もあるので、通っているクリニックで決められた期間にしたがいましょう。
脱毛後の自己処理で気をつけたいポイント4選
脱毛後は肌がいつもより敏感な状態になっているため、自己処理の方法にも注意が必要です。
脱毛後の自己処理を間違えてしまうと、赤みや炎症といった肌トラブルが出るおそれがあります。
また、自己処理の定番であるカミソリや脱毛ワックスが、脱毛効果を低下させる原因になることも!
脱毛後の自己処理で気をつけたい4つのポイントを知って、安全な医療脱毛にのぞみましょう。
自己処理にはシェーバーを使う
医療脱毛後の自己処理には「電動シェーバー」がおすすめです。
電気シェーバーを使用した自己処理では、以下のようなメリットが得られます。
- デリケートな肌に優しく安全に脱毛できる
- 毛穴が開かない処理方法なので、埋没毛や毛膿炎がおきにくい
- 傷ができないので、次回の照射がまんべんなく受けられる
- 深剃りにならないので、毛の抜け落ちがわかりやすい
- 皮膚表面が乾燥しないため、脱毛の効果が高まる
- 医療脱毛に適した毛の長さにできる
- 次回照射時に炎症やトラブルが出にくく安全に照射できる
上記のとおり医療脱毛とシェーバーの相性はとてもよく、施術前後の処理には最適です。
多くの脱毛クリニックでは、患者さんの手の届かない背中やえりあしの処理をシェーバーでおこなっています。
シェーバーによる自己処理は安全性や脱毛効果の高さから、クリニックからも強く推奨されているのです。
カミソリや脱毛ワックスは使わない!
医療脱毛後の自己処理で適さないのが「カミソリ」と「脱毛ワックス」です。
ムダ毛の自己処理方法としては定番のカミソリですが、医療脱毛中のお手入れにはあまりむいていません。
カミソリでの処理はムダ毛が目立たなくなるぶん、深剃りになりがちです。
深剃りからカミソリ負けやカミソリ負けによる乾燥がおこると、レーザーの出力を下げなくてはならず、結果的に脱毛効果が低くなるでしょう。
広範囲の処理が一気にできる脱毛ワックスにも注意が必要です。
カミソリと同じく肌への負担が大きい処理方法のため、レーザー照射のリスクや出力を下げることによる脱毛効果の低下が考えられます。
また、脱毛ワックスでの脱毛はムダ毛を根元から引きはがしてしまうので、毛の黒い色素(メラニン)に反応する医療脱毛のメカニズムに合いません。
毛周期がみだれて脱毛完了までの期間が長くなる、といったデメリットも出てくるため、脱毛ワックスをはじめとする「毛を抜く処理方法」はとくに控えてください。
保湿をしっかりする
医療脱毛に通っている期間は、普段よりさらに保湿ケアに気をつける必要があります。
なぜなら、医療脱毛の効果と保湿ケアには深い関係性があるからです。
保湿ケアがしっかりされたお肌は照射後のトラブルがおきにくいため、最適な出力で効果の高い脱毛が受けられます。
しかし、保湿が足りない乾燥した肌だと照射レベルを通常より下げなくてはならず、最悪の場合は、照射そのものが受けられない可能性も。
とくに、自己処理後や入浴後といったお肌が乾燥しやすいときは、油分の多いボディクリームや保湿剤でのケアが欠かせません。
顔脱毛を受けている人は、顔のスキンケアも忘れずにおこないましょう。
化粧水・乳液・美容液で肌をきめ細かく整えれば、顔の産毛脱毛の効果アップが望めます。
脱毛が実感できない場合はクリニックに相談する
自己処理方法や保湿に気をつけていても脱毛効果が実感できない場合は、クリニックに相談してください。
医療脱毛1回目で効果を実感できる人は全体の10~20%、2回目では20~40%、3回目では45~60%ほどです。
2~3回の照射後も効果が見られない場合は、以下の原因から脱毛効果が低くなっている可能性が考えられます。
- 照射スタッフのスキル不足(照射漏れや出力が弱すぎる)
- 痛みへの耐性や肌トラブルの有無が原因で、効果的な出力まで上げられない
- 脱毛器が自分に合っていない
- 毛周期と照射のサイクルが合っていない
クリニックに相談すれば、照射の出力変更、使用する脱毛器の変更、保湿剤や薬の処方、麻酔の使用、といった対応策をとることが可能です。
脱毛クリニックのカウンセリングで聞いておきたいポイント5個!
まずは無料カウンセリングへ!
医療脱毛の不安や疑問を解消するには、無料カウンセリングで相談するのがベストです。
【脱毛ガイド】はじめて脱毛クリニックに行く前に知っておきたいこと
無料カウンセリングでは、脱毛のメカニズムや脱毛器の特徴といった医療脱毛の基本から、ひとりひとりの肌の悩み相談まで、医師や看護師が親身に対応してくれます。
脱毛クリニックは、衛生管理やアフターフォローに特化した「医療機関」です。
無理な勧誘や商品の押し売りなどはありませんので、気軽にカウンセリングに足を運んでくださいね。
脱毛クリニックのカウンセリングってどんなこと話すの?流れは?
まとめ
医療脱毛後の肌はとてもデリケートなため、自己処理の始めどきや方法には、注意しなくてはなりません。
自己処理をおこなう際は、以下のポイントに気をつけてください。
- 施術後1週間は自己処理を控える
- 毛が抜け落ちるまえに無理にこすらない
- 自己処理はシェーバーでおこなう
- カミソリや脱毛ワックス(毛抜き)は使用しない
- 脱毛効果に不安があるときはクリニックに相談する
脱毛後の自己処理方法をしっかり守れば、安全かつスピーディーに脱毛効果を得ることができます。
脱毛後に後悔しないためにも、まずは無料カウンセリングで脱毛への不安をなくしてくださいね。